室内遊び
新しい環境に少しずつ慣れ始め、どこに何があるのかを自分で探索を楽しんでいるうちに覚えていきました。自分が好きな場所、好きな遊びが一人ひとりあり、穏やかな表情を見せながら遊ぶようになりました。
おんぶひも・人形・電話・買い物バック、ヘアブラシ・キッチンなどの玩具を子どもたちの生活や発達に合わせて少しずつ保育室に用意し、遊びと生活がつながり、再現したり真似たりする楽しさを積み重ねていきました。身近な人のやっていることをよく見ていることが遊びから伝わってくることが多く、「あい、あい、もしもし?」と電話をしたり必要なものを身にまとい、「いってきま~す」とお出かけを楽しんだりする姿が見られました。遊びが深まってくると、友だちを誘ったり、同じ場所でのごっこ遊びを楽しんだりする姿が見られましたよ。「おいしいね」「どうぞ」など、遊びを通して言葉のやり取りも増えてきました。
指先をつかった操作遊び、構成遊び、机上遊びでは、やりたい遊びが選べるよういくつか用意しました。積み木を積み上げたり、ブロックをくっつけたりしていた遊びからだんだんと変化し、他のものと組み合わせてみたり、作りたいイメージを思い浮かべながら作ったりする姿が見られました。2月には、クレヨンを使って、お絵描きを楽しみました。一人ひとり、腕や指先の力が異なるので、太くて力強い線を描く子、細くて柔らかい線を描く子、点々やチョンチョンと描く子など、楽しみ方が異なる姿がありましたよ。子ども達の描く絵が、これからどんな風に広がっていくのか、とても楽しみです。
保育室でも、体を動かすスペースを確保しています。新しい場所があると、自然とそちらの方向を目指して体を動かすことができました。行きたい場所へたどり着くと、とっても喜んでいましたよ。
一人ひとりが新しい環境にゆっくり慣れていくことができるよう、保育者との信頼関係づくりを基盤に、安心できる環境づくりに配慮しています。最初は不安やさみしさでいっぱいの気持ちも、だんだんと遊びに気持ちが向くようになり、笑顔や声が増えていく姿をとても嬉しく感じます。一人ひとりの発達に合わせた保育、環境づくりを今後も大切にしていきたいと思います。