7月10日(火)
7月6日の記事です。
5月にまいまい山になっていた梅です。
5月のある日、つばめ(年中)組で梅を採りにまいまい山に行きました。どうやってとればいいのかな~?と相談中。
梅を洗って、へたを取って、はかりで量って、氷砂糖と一緒に瓶に詰めて・・・あとは梅がしわしわになったら飲めるよ。
「しわしわになってるよ!」
いよいよみんなで飲んでみることになりました。まずは煮沸。冷ましてから、お水で割って「いただきまーす」
お味はいかがですか~?
一つの梅から梅ジュースができて自分の口に入るまで、いろいろな事をして体験することができました。
○木にはそれぞれ特徴があるということを知っていること。たくさんの木を見て他の木との 違いがわかるから梅の木が見つけられますね。
○どうやったら梅が採れるかと相談し、みんなの意見を聞くこと。
○作り方の説明を聞くこと、そして理解すること。今やりたいと思っても、待つことも大切ですね。周りの人の話を聞いていると、自分に得になるという感覚も得られるかな・・・
○はかりを使って、重さを体験すること。道具の使い方。重い、軽いの概念がないと難しいですね。
○出来ていく課程を観察すること。
などなど・・・
まだまだ言い出せばキリがないほど、子どもたちには学びがあります。大人は、梅の木がどれかも、梅の木に梅の実がなることも、困りごとがあると周りの人と相談すればいいという方法も、自分の話を聞いてもらいたいときは、人の話をきく事がいいことも知っているけど子どもたちはなんにも知りません。
またこういう事は、大人が教えられる物ではなく、こども達が体験したことの中から、自分で学んでいくことだと思います。まだまだ未熟な乳幼児さん、全てのことに耳を傾け、みんなが同じ学びをすることはないかもしれないけれど、繰り返される毎日の中で、暮らしそのものが子どもたちの学びなんだと思います。