7月3日(金)
7月になり、本来なら、オリンピック・パラリンピック開催がいよいよ目前となり、日本中、世界中が自分の国を応援したり、好きなスポーツ、好きな選手の応援で盛り上がっている予定でしたね…。世界中が一つになる祭典を前に、今月の環境認識のテーマは「世界」で、みんなでオリンピック・パラリンピックを楽しむ予定でした。
残念ながら今年は、別の意味で世界や、自分の住んでいる地域を意識する年になってしまいました。今、テレビをつければ、世界中のコロナウイルスの状況だったり、日本の各都道府県の感染者状況などを伝えるニュースを毎日目にし、小さな子たちには、世界で起っていることはよくわからないかもしれないけれど、ある意味、オリンピック・パラリンピックよりも、自分たちが世界とのつながりを感じる出来事なのではないか…と思って、決して、ネガティブにとらえず「世界」をテーマに、楽しむことにしました。
かっこう(年長)組では、あやか先生が「この前すごく雨降ったよね~掛川はすごく降ったってニュースでもやっていたよ。東京と掛川はどちらがたくさん降ったんだと思う?~」
「掛川って何だと思う?先生のおうちは、掛川の中でも○○っていうところになるんだよ。」すると、「掛川市だよ」「日本に住んでる~」「家代の里にすんでる~」「静岡っていうのもある」といろいろな意見が出ました。
みんなの話をまとめると、あやか先生は、日本の中の、静岡県の中の、掛川市の中の、○○というところに住んでいるということを絵で見て確認したところで今日の本題。
あやか先生が、図鑑を見ていると、日本にはいない、外国にしかいないへびがいるということが書いてあったんだけど、外国ってなにかな~?」と質問
へび博士がたくさんいるかっこうさんは大興奮で、
「日本じゃないんだよ」「英語しゃべる人たちのことだよ」「外国って遠いに」「外国は飛行機でないといけないんだよ」「お父さん北京にいくよ」「飛行機で寝ないとつかないよ」「外国行ったことある!」と口々に外国について自分が知っている情報を発表してくれました。
世界のことをたくさん知っていてびっくりしましたよ
あやか先生から問題
日本にいるカエルはどっちだ?
日本のおまつりはどっちだ?
日本のお金はどっちだ?
日本の山はどっちだ?
日本でお祝いの時にきる服はどっちだ?
日本のお正月に食べるものどっちだ?
日本のことばはどっちだ?
全員全問正解!
毎日の生活、おうちの人との会話、実際にみたり、テレビで見たりする情報など、世界というのは…なんて思うことなく、いろいろな情報をスポンジのように吸収しているんだなと感じました。
最後に「あやか先生は外国のものをたくさんさがしてきたけど、みんなのおうちでもみつかるかな~?」と聞くと
「お金があるよ。」「お皿があるよ」「お父さんが買ってきてくれたおかしの箱があるよ」「英語のえほんがあるよ」などの声が聞こえてきましたよ。
今月の環境認識のテーマは「世界」ですが、「私は、日本の中の静岡県の掛川市に住んでいます。」「日本でお祝いの時に着るのはこの服です。」ということを覚えるということが目的ではなく、自分が見たりおうちの人から聞いたことや友達から聞いた話から、自分の知っている情報を整理し、世界が広がることが目的です。
自分の世界が広がることで、遊びが広がり、たくさん遊ぶことでまた世界が広がる…と繰り返されることが大切。毎月いろいろなテーマで遊んでいきたいと思います。
今回はかっこう(年長)組の記事を載せましたが、つばめ(年中)組やひばり(年少)組の環境認識の様子もお知らせしますね。