7月16日(金)
今月の幼児さんは「世界」をテーマに楽しく遊んでいます。
かっこう組では、あやか先生がみんなに「このザリガニ知ってる?」とアメリカザリガニと日本ザリガニの絵を見せてくれました。「ん?赤いね~」「なんでこっちは茶色なのかね?」「かっこうさんにいるザリガニはアメリカザリガニなのかな?」といろいろな意見が飛び交う中、アメリカザリガニは本当はアメリカに住んでいたのに、荷物と一緒に日本に来ちゃったみたい。とあやか先生が教えてくれました。「アメリカから来たからアメリカザリガニってことなの?」「へ~」
「他にも外国から来たものがあるみたいだよ」
「みんなも食べたことがあるラーメンやしゅうまいはもともとは中国に住んでいる人が食べているごはん」
「パスタやピザはイタリアに住んでいる人が食べているごはん。
「ハンバーガーはアメリカに住んでいる人が食べているごはん」
「じゃあ、日本に住んでいる人が食べているごはんはどんなのかな?」
「ごはん」「みそ汁」「おすし」「それは和食っていうんだよ~」
どの子も、みんなの話を一生懸命聞いていて、自分の知っていることを次々に発言していました。おうちの人と何気なく話していることもちゃんと聞いていますね。
そのほかに、英語で話している声、中国語で話している声、スペイン語で話している声を順番に聞いてみると
「何言っているのか全然わからない~」「日本語と全然違うね!」「同じ国の人は言っていることがわかるの?」「これがわかるのはすごいね~!」
「飲み物も外国から来たものもあるんだよ~」というと、課業台を指さして、「ウーロン茶と紅茶!」「ウーロン茶は中国からきたお茶」「緑のお茶もあるよ!」「それは日本のお茶」「インドからきた紅茶もあるよ」
中国のお土産にもらったウーロン茶とインドのお土産にもらった紅茶があったので、みんなで飲んでみることにしました。お茶の形を見たり、においをかいだりする中で、「何かへんなにおい~」「このにおい知ってる~(紅茶)」実際飲んでみると、「ほんとだ、ウーロン茶だ!」「飲んだことある」「おいしい」「日本のお茶が一番おいしい!」などいろいろな意見が出ました。
環境認識の時間だけではなく、世界に触れる一か月。おうちの方には、「おうちにある外国のもの」を貸していただき、課業台には、いろいろな国のお金、服、調味料、絵本、パスポート、切手、おもちゃ、ガイドブック、置物、指さし会話帳、食器…などいろいろなものを手に取って楽しむことができました。また、英語を話せるお母さんに英語の絵本を読んでいただき、外国語を聞いてみる機会も作っていただきました。
話の中に、「インド」「イタリア」「中国」という言葉がでると、その国がどこにあるのか地球儀や世界地図で探してみたり、国旗を書いてみたり、外国のお金を見比べたり、どこの国のお金なのか調べてみたり、見つけた時には「見つけた人すごい!」と友達をほめあったり、自分の意見を言ってみたりするやりとりを楽しみました。
おうちの方に大切なものを貸していただき、ありがとうございました。
世界をテーマの一か月。自分たちの国だけではなく、いろいろな国があって、いろいろな人がいて、いろいろなくらしがあり、いろいろな言葉、いろいろな服、いろいろな文字がある。世界の中に自分がいる。見たり、書いたり、話を聞いたりの遊びの中から、自分の興味のあることで世界を感じてくれたらいいなと思います。